円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

宗教に求められるものとは?

私は、修行の時に師匠である朝比奈宗源老師から、「生死(しょうじ)の問題を諦め(明らめ)なさい」と言われました。

宗教に求められる一番大きなものとして、「生死の問題」があります。
 

「生きることにはどういう意味があるのですか?」
「死とは何ですか、怖くないのですか?」

 
そういう問いに対し、「禅」という考え方でしっかり答え得る僧侶であるように。

 
死生観(ししょうかん)というのは、人によって皆違います。
けれど修行に励み、「生死一如(しょうじいちにょ)」 を体得していくことで、自分なりに自信をもって「こうだ」と言えるようになります。

生死の問題を、明らかに、詳らかにできるよう修行を積み重ねていく。
それが修行僧の心構えだと教えられました。
 

※ 生死一如 : 生も死も一如(一体・不可分)だという考え

 
 

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