円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

片寄りのない生活

「中庸(ちゅうよう)」の教えに基づいた生活を送るため、六波羅蜜(ろっぱらみつ)という六つの道があります。

(1)布施波羅蜜(ふせはらみつ)
(2)持戒(じかい)波羅蜜
(3)忍辱(にんにく)波羅蜜
(4)精進(しょうじん)波羅蜜
(5)禅定(ぜんじょう)波羅蜜
(6)智慧(ちえ)波羅蜜

 
どれでも自分ができると思う道を選び、それを実践していきます。

・皆に施しをする 《布施》
 和顔愛語(わげんあいご)という言葉があります。笑顔を見せるだけでもよいのです。

・ルールをひとつひとつ丹念に守る 《持戒》

・耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、穏やかな心を得る 《忍辱》

・自分の心をコントロールする 《精進》

・精神を集中し、透き通った心で物事を観る 《禅定》

・仏様の確かな教えを学び、中庸を体得する 《智慧》

 
仏教学者の先生に、「解釈が違いますよ」と言われるかもしれませんが、日常の中の考え方としてわかりやすく説明すると、だいたいこういうことです。

ご先祖様は成仏しているのですから心配ない。心配なのは、生き仏なのです。

自分の迷いを掘り下げ、穏やかで片寄りのない生活を送るよう努める。
お彼岸の時期のお参りは、良いきっかけになるでしょう。
 
 

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