円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

円覚寺開山忌

今週の金曜日(10月3日)、円覚寺では開山忌が行われます。

円覚寺の開山・無学祖元(むがくそげん)のご命日で、年中行事の中で一番大きく大事なものです。

開山忌の前、9月29日から3日間にわたって稽古(習礼)をします。
そして、普段読まないお経や儀式の動きなどを皆で確認します。前日(10月2日)には、宿忌(しゅくき・前夜祭)を執り行います。

開山忌は、本山の住職や雲水だけでなく、末寺の住職方も集まります。
無学祖元を祖とする仏光派(ぶっこうは)の絆、教えの血脈(けちみゃく)を再確認する日でもあるのです。

お墓参りだけでなく、700年以上も前に亡くなった開山様があたかもここに居ますが如く、皆でお食事をご相伴する四ッ頭(よつがしら)という儀式もあります。

 
このような儀式をひとつひとつ、伝統的な形にのっとって毎年繰り返し行うということが、取りも直さず文化の継承なのです。

 
開山様があって、今、私たちがある。
開山忌は、先祖供養とまさに同じことを気づかせてくれます。儀式そのものが、開山様の教えを形にする心の展開図となっているように思います。

明日は、開山様についてお話します。
 
 

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