円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

対機を捉える〈2〉

この「菴主の話」では、毎週数回、日頃考えていることや禅宗の話などを文章にまとめてお話しています。
9月15日から始めましたが、ホームページ上の言葉というのは難しいものだな、と再認識しています。
 

例えば、私が「死」について語るとします。
 
同じ言葉を遣っていても、パソコンの前に座って冷静にその文章を読むのと、自分の一番大事な人を亡くしたというショッキングな状況で話を聞くのとでは、全然違いますよね。
その刹那(せつな)でないと、感じないものがある。

 
受け手の琴線に触れ、ピンと感じてもらえるような情報の出し方、投げかけ方をしていかなければいけない。
対機(たいき)を捉えることが大事なのです。
しかし、ホームページ上では、情緒的なやりとりを交わすのは非常に難しい。

 
皆さんが身近に聞くような禅語の説明などをしながら、とにかくとっかかりというか、仏教や禅に興味をもつきっかけをつくっていければ……と今は考えています。
 

コメントはまだありません