円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

ぶれない軸

私のイメージとして、よく「ぶれない軸」というお話をしています。

雲頂菴という軸があり、その芯のまわりを同心円上にたくさんの人や物がめぐっている。
檀家の皆さんや、私と一緒に仕事をしてくださっている方など、時には近くを回ったり、遠くをゆっくり回っていたり…。

その軸は、しっかりしているけれど、しなやかさもある。
強い風がくればぐっと撓(しな)り、その後はまたちゃんと元に戻ってふんばっているという感じかな。

 

直面している現実は時代とともに変化するので、柔軟な対応力がなければいけません。
けれども、対応し過ぎてもいけないのだと思います。
結果的には、「中庸」をいくことになるのでしょう。

ですから、「変えてはいけないもの」と「時代に即して変えていくもの」――その選別ができるかできないかということが、大事な問題なのだと思います。

 

「現代の担い手」として、そこがいつも試されているわけですが、芯になる部分を失ってはならないし、迷ってはいけないと思っています。

 

 

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