円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

子離れ・親離れ〈1〉

明日、5月5日は「こどもの日」です。

私は、お檀家の方などからよく相談されます。
「うちの子、落ち着きがないのでどうしましょう。
和尚さん、坐禅でもさせてくれませんか?」

しかし、中学生ぐらいの子供に親が「坐禅して来い」と言っても、嫌々来るわけですよ。
それで身につくと思いますか?
坐禅というものは、落ち着きを求めてするものではありません。
坐禅を真剣に努めた結果、副産物としてどっしり落ち着くようになるのです。
最初から副産物を目指していて、その境地に届くわけがない。

子離れ・親離れしなきゃならない時に、子供に干渉する親が多い。
子供が「干渉して欲しくない」と思い始める頃になって、親が「心配だ」と口を出してしまう。
その時期ではもう遅いのです。
その時期はもう、距離を置かなければならない時期なのです。
もっと前に、ちゃんとやらなきゃいけないのだと思います。
 

——引き続き明日も、この話をします。
 

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