円覚寺 塔頭 雲頂菴

菴主の話

雲頂菴という寺を守る住職として、日々考えていることをお話していきます。

仏前結婚式

私はめったに宣伝というものをしません。
でも、仏前結婚式はいい!
最近、この結婚式だけは宣伝しています。
実はね、私の寺で執り行う仏前結婚式、結構予約があるのです。

なぜ「いい」と言うのか?

この式は、「○○家」「◇◇家」両家先祖代々という位牌を須弥壇(しゅみだん)の上に飾って始めます。
先祖代々というのは「過去」です。自分たちの「過去」。

結婚式ではよく、「お幸せに」という言葉が飛び交います。
「未来が幸せなように」っていうことですね。
「未来」があるのは、「現在」があるからです。
そして「現在」があるということは、「過去」がなければならない。
この時間軸がはっきりしていないと、人生を見失うのではないでしょうか。

過去の方々(ご先祖様)と、現在の方々(ご参列の皆様)、そして、いまだこの世に出でざる未来の方々(お二人のお子様やそれに続くご子孫の皆様)と倶(とも)に、式を挙げる。
これ、とても理に適(かな)っているのです。

過去の仏様方にも倶に祝福していただき、皆様に囲まれて二人が将来を誓うという意味で、きわめて自然であり、厳かな式なのです。

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